top of page

九州初 関係人口創出の「ローカル魅力発掘発信ワークショップ」イーストタイムズ、福岡県糸島市とJTBと開催



 合同会社イーストタイムズと株式会社JTBは、2021年1月から2月にかけ、糸島市ととも

に「糸島市ローカル魅力発掘発信ワークショップ」を開催します。本ワークショップは「その土地を“ふるさと”と想う人をつくる」ことを目標に、地方創生に取り組む自治体と地元の方々が一体となって、地域の魅力を発掘・発信し、ふるさと納税につなげる「ローカル魅力発掘発信プロジェクト」の一環です。


 「ローカル魅力発掘発信プロジェクト」のワークショップは、2020年9月の宮城県気仙沼

市から始まり、福岡県糸島市は九州初の開催。2021年1月31日と2月27日の2回行います。参

加者は、ローカルニュースで全国ヒット記事を連発した講師らとともに実践形式のワークショップに取り組み、SNS投稿やPRにも活用できる、地域のまだ知られていない魅力を発

掘・発信するノウハウを身につけます。また、発掘された魅力は、JTBが運営するふるさと

納税サイト「ふるぽ」に掲載し、返礼品として登録されます。


 本プロジェクトでは、“ふるさと”の魅力を自分の力で発信する人を増やし、地域の魅力を

より多くの人に伝え、その地域の関係人口の創出を目指します。

「糸島市ローカル魅力発掘発信ワークショップ」詳細はこちら


■「その土地を、ふるさとと想う人をつくる〜ローカル魅力発掘発信プロジェクト」とは








 全国のローカルには、その地域固有の多くの魅力的な人・モノ・場所・体験があるものの、その魅力はその地域外には十分に伝わっておらず、また、地域内の住民にすら伝わっていないことが多々あります。その結果として、マスメディアやインターネットで情報収集する人にとって、一部の人気観光地以外は「何もない場所」という印象を与え、観光客や移住者に本当の魅力が伝わっていない可能性があります。また、地元の若い世代の多くはインターネットを通じて情報収集するため、ネット検索でヒットしない地元より、東京圏など華やかな場所が目に入り、地域から人口が流出していく一因となっています。


 JTBは、「旅の数だけふるさとが増えていく。ふるさと納税で旅に出よう」をコンセプトに、全国にある自治体の魅力をふるさと納税サイト「ふるぽ」を通じて発信する事業を行っています。「ふるぽ」は、多くの方が「旅」を通じて、自分の新しいふるさとをみつけ、増やしていくことを応援しています。


イーストタイムズは、2015年、東日本大震災の復興途上にあった仙台で、震災報道と地域報道を行うため、元新聞記者らが立ち上げた会社です。代表の中野宏一はヤフーニュース記者として契約し、地域のニュースを全国に報道するうちに、地域には魅力がないのではなく、魅力が発信されていないだけだと気づくようになりました。そこで、2020年より地域の住民らが地元愛を爆発させるニュースサイト「ローカリティ!」をオープンして、地域の住民が作るニュースネットワークを構築しました。地域や企業のブランディングやプロモーションを企画・立案・実施し、ファンづくりや関係性構築を行なっています。


 こうしたローカル・地域に対する両社の考え方や取り組みが一致し、両社は業務提携契約を締結。「その土地を“ふるさと”と想う人をつくる〜ローカル魅力発掘発信プロジェクト」を2020年9月から開始しました。



■3自治体でのべ128名が参加。住民しか知らない地域の魅力がふるさと納税の返礼品に

今年の9月から始まった、当プロジェクト。11月までの3か月、宮城県気仙沼市、秋田県大仙市・秋田市の3自治体でワークショップを開催してきました。参加者数は累計128名にのぼり、発掘された魅力を発信するレポートである「ハツレポ」もふるさと納税ポータルサイト「ふるぽ」に多数掲載されています。


第1弾として10月11日(日)に開催された気仙沼ローカル魅力発掘発信ワークショップの様子


 「ハツレポ」は全て記者経験を有するイーストタイムズのスタッフらによって入念なファクトチェックがされており、ネットにも載っていない、しかしながら確実に信頼のおける情報となっています。

 「ふるぽ」には、大仙市から、「里山で育てた米から生まれる地域の酒」などの魅力が「ハツレポ」として掲載されており、ふるさと納税の返礼品として登録されました。



第2弾として10月31日(土)に開催された大仙市ローカル魅力発掘発信で挙がったハツレポが大仙市の酒蔵の返礼品に繋がった。



■ふるさと納税の返礼品になったハツレポの例

八瀬ワインの山ぶどう、収穫間近もコロナの影響が】

 宮城県気仙沼市、「海と生きる」と市のスローガンで掲げるほど水産業をメインとする港町だ。ちなみに日本国内で「け」から始まる市は、気仙沼市しか存在しない。気仙沼市には沿岸部の他にも山間部があり、稲作や登山、渓流釣りなど、様々な山と生きる魅力がある。




その山間部のひとつ八瀬(やっせ)地区、ここには田島憲司さんが経営する八瀬ぶどう園がある。田島さんは2007年から独りで八瀬でぶどう園を始め、2010年から山ぶどうワインを作り始める。


現在は八瀬地区に引っ越した田島さんだが、元々は八瀬地区の住民ではなかったため、ぶどう園を始めるにあたっては大変な苦労があったが、それはまた別のお話。

八瀬地域で稲刈りが始まる頃、ワイン用の山ぶどうが収穫の時季を迎える。

今年は曇り続きで日照が少なかったが、それでも生育が良く、実が多く付きすぎたほどだと言う。


毎年収穫の際にはワインのファンの方に収穫をお手伝いしていただくサポーター制度をとっており、そのサポーターは地元だけではなく東京や他県の方も多く、収穫作業のために気仙沼に訪れる。


ところが今年は新型コロナウイルス蔓延防止のため、屋外の作業とはいえ、関東圏から気仙沼への移動は避けた方が良いのではないかとサポーターの方々が心配して伝えてきたそうだ。


収穫後の試飲会も毎年レストランで開いているのだが、今年はどうするか頭を悩ませている。



【「景観を食べる」。大仙に広がる黄金、まもなく食卓へ】  風光明媚な地域は多くあるが、大仙市の景観は「食べる」ことができる。地平線まで続く黄金色は少し前まで青かった。地域の農家は今稲刈りの真っ最中。その一人である藤原正美さんは「米作りは1年で完結しない。反省と試行錯誤を繰り返している」と語っていた。そんな藤原さんから景観の一部を分けていただいた。ほんのり甘く、つやつやしており、粒がしっかりしているお米が食卓へ並んだ。




■まちの総合力を高め、糸島市への人の流れを創る 糸島市の目指すもの


 九州初の開催となる糸島市では、若者を中心とする県外への転出超過と出生数の減少・死亡数の増加が相まって人口減少が進み、地域経済やコミュニティの衰退・縮小が進んでいることから、糸島市への人の流れを創り出し、“しごとの創生” はもちろん、子育て環境や教育環境の充実、地域コミュニティの維持・活性化、移住・定住の 促進、関係人口の拡大、多文化共生など、まちの総合力を高め、誰もが活躍し、安心して暮らし続けることができる地域を創っていくことを目指すべき方向性のひとつに掲げています。


 「糸島市ローカル魅力発掘発信ワークショップ」は、糸島市の魅力を市民自らが発掘・発信を行うことで糸島市のブランドを形成し、関係人口拡大に繋げることを目的としています。



「糸島市ローカル魅力発掘発信ワークショップ」の概要

開催日時 

第 1 回:1 月 30 日(土)13:00 開場 13:30~16:30

    会場:糸島市役所 11・12 号会議室

第 2 回:2 月 27 日(土)13:00 開場 13:30~16:30

    会場:糸島市役所新館 5 階 1 号会議室  

  募集定員  40名

申込期限 2021年1月29日(金) 正午12:00

申込サイト https://furu-po.com/spage.php?nm=project_itoshima01 ※ワークショップは三密を避け、対策を講じて開催します。参加費は無料


  • 実施内容

<第1回>

講師が、糸島市民、または、糸島市に思い入れのある地域外の人々とともに、市内の魅力を発掘し、全国級の特ダネとして発信する方法を学びます。

テーマ:「ローカルの魅力」とは何か

・「ローカルの魅力」の発見方法

・「ローカルの魅力」を誰かに伝わるように伝える方法

・絶対に誤情報を出さない校閲方法

・実践形式のワークショップ

 ↓


2回目までに:参加者は1回目の手法を元に、自らの好奇心と地元愛で糸島市の魅力を発掘し、第2回の「魅力発掘発信レポート」の準備をします

 ↓


<第2回>

その魅力を「魅力発掘発信レポート(ハツレポ)」として発表し、より効果的な発信方法を学びます。発信された「ハツレポ」は、ふるさと納税サイト「ふるぽ」の特設ページ上で公開。さらに、その魅力を、ふるさと納税の返礼品として登録することをめざします。

テーマ:発掘してきたまちの魅力を「ハツレポ」で発表しよう

・どうやったら魅力が伝わるのか、添削しあおう。

・ローカルの魅力を「ふるさと納税」を活用して発信しよう。


Comments


bottom of page