合同会社イーストタイムズと株式会社JTBは、2021年2月から3月にかけ、奥州市とともに
「奥州市ローカル魅力発掘発信ワークショップ」を開催します。本ワークショップは「その土地を“ふるさと”と想う人をつくる」ことを目標に、地方創生に取り組む自治体と地元の方々が一体となって、地域の魅力を発掘・発信する「ローカル魅力発掘発信プロジェクト」の一環です。
「ローカル魅力発掘発信プロジェクト」のワークショップは、宮城県気仙沼市、秋田県大
仙市・秋田市に続く4自治体目となり、岩手県では奥州市が初の開催。2021年2月7日と3月7
日の2回にわたり行います。参加者は、ローカルニュースで全国ヒットを連発した講師らと
ともに実践形式のワークショップに取り組み、SNS投稿やPRにも活用できる、地域のまだ
知られていない魅力を発掘・発信するノウハウを身につけます。また、発掘された魅力は、
JTBが運営するふるさと納税サイト「ふるぽ」に掲載し、返礼品として登録されます。
本プロジェクトでは、“ふるさと”の魅力を自分の力で発信する人を増やし、地域の魅力を
より多くの人に伝え、その地域の関係人口の創出を目指します。
「奥州市ローカル魅力発掘発信ワークショップ」詳細はこちら
■3自治体でのべ128名が参加。住民しか知らない地域の魅力がふるさと納税の返礼品に
今年の9月から始まった、当プロジェクト。これまで宮城県気仙沼市、秋田県秋田市・大
仙市の3自治体でワークショップを開催してきました。参加者数は累計128名にのぼり、発掘された魅力を発信するレポートである「ハツレポ」も「ふるぽ」サイト内に掲載されています。
「ハツレポ」は全て記者経験を有するイーストタイムズのスタッフらによって入念なファ
クトチェックがされており、ネットにも載っていない、しかしながら確実に信頼のおける情
報となっています。
「ふるぽ」には、このワークショップで発掘された魅力が、「ハツレポ」として掲載され
ており、ふるさと納税の返礼品となっています。気仙沼市からは、種付けから行っているカ
キ養殖『「わたしは “ 唐桑生まれ、唐桑育ち " の牡蠣を作ってます」青森県出身のあきちゃんは気仙沼市唐桑町で牡蠣養殖に奮闘中』、大仙市からは『里山で育てた米から生まれる地域の酒』などが掲載されています。
また、気仙沼では 菅原茂市長も会場に登場していただき、「気仙沼は市民の力がすごい。行政だけではなく、市民の力でさまざまな課題を解決していっている」と市民の力によるPRに期待を込めていただきました。
第3弾として11月1日(日)に開催された秋田市ローカル魅力発掘発信ワークショップの様子
■コミュニティの衰退・若年層の人口流出に悩む奥州市
気仙沼市、大仙市、秋田市に続く東北4自治体目の開催となる奥州市では、若者を中心とする県外への転出超過と出生数の減少・死亡数の増加が相まって人口減少が進み、地域経済やコミュニティの衰退・縮小が進んでいることから、「魅力ある奥州市の地域資源を生かした交流人口・関係人口の拡大」を目指すべき方向性のひとつに掲げています。「奥州市ローカル魅力発掘発信ワークショップ」は、奥州市の魅力を市民自らが発掘・発信を行うことで、シビックプライドやシティプロモーションの機運を醸成するとともに奥州市のブランドを形成し、関係人口創出に繋げることを目的としています。
「奥州市ローカル魅力発掘発信ワークショップ」の概要
開催日時 第1回目 2021年2月7日(日) 14:00〜17:00 (開場13:30)
第2回目 2021年3月7日(日) 14:00〜17:00 (開場13:30)
会場 奥州市役所江刺総合支所 1階多目的ホール (岩手県奥州市江刺大通り1-8)
募集定員 40名
申込期限 2021年2月6日(土) 正午12:00
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、会場では三密を避け、対策を講じて開催します。また、状況により、オンライン開催となる可能性がございます。
ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。
・実施内容
<第1回>
講師が、奥州市民、または、奥州市に思い入れのある地域外の人々とともに、市内の魅力を発掘し、全国級の特ダネとして発信する方法を学びます。
テーマ:「ローカルの魅力」とは何か
・「ローカルの魅力」の発見方法
・「ローカルの魅力」を誰かに伝わるように伝える方法
・絶対に誤情報を出さない校閲方法
・実践形式のワークショップ
↓
<第2回目までに> 参加者は1回目の手法を元に、自らの好奇心と地元愛で奥州市の魅力を発掘し、第2回の「魅力発掘レポート」の準備をします
↓
<第2回>
その魅力を「魅力発掘レポート(ハツレポ)」として発表し、より効果的な発信方法を学びます。発信された「ハツレポ」は、ふるさと納税サイト「ふるぽ」の特設ページ上で公開。さらに、その魅力を、ふるさと納税の返礼品として登録することをめざします。
テーマ:発掘してきたまちの魅力を「ハツレポ」で発表しよう
・どうやったら魅力が伝わるのか、添削しあおう。
・ローカルの魅力を「ふるさと納税」を活用して発信しよう。
■「その土地を、ふるさとと想う人をつくる〜ローカル魅力発掘発信プロジェクト」とは
ローカル魅力発掘発信プロジェクト:https://furu-po.com/spage.php?nm=project_local
全国のローカルには、その地域固有の多くの魅力的な人・モノ・場所・体験があるものの、その魅力はその地域外には十分に伝わっておらず、また、地域内の住民にすら伝わっていないことが多々あります。その結果として、マスメディアやインターネットで情報収集する人にとって、一部の人気観光地以外は「何もない場所」という印象を与え、観光客や移住者に本当の魅力が伝わっていない可能性があります。また、地元の若い世代の多くはインターネットを通じて情報収集するため、ネット検索でヒットしない地元より、東京圏など華やかな場所が目に入り、地域から人口が流出していく一因となっています。
JTBは、「旅の数だけふるさとが増えていく。ふるさと納税で旅に出よう」をコンセプトに、全国にある自治体の魅力をふるさと納税サイト「ふるぽ」を通じて発信する事業を行っています。「ふるぽ」は、多くの方が「旅」を通じて、自分の新しいふるさとをみつけ、増やしていくことを応援しています。
イーストタイムズは、2015年、東日本大震災の復興途上にあった仙台で、震災報道と地域報道を行うため、元新聞記者らが立ち上げた会社です。代表の中野宏一はヤフーニュース記者として契約し、地域のニュースを全国に報道するうちに、地域には魅力がないのではなく、魅力が発信されていないだけだと気づくようになりました。それらの考えに基づき地域や企業のブランディングやプロモーションを企画・立案・実施し、ファンづくりや関係性構築を行なっています。また、2020年より地域の住民らが地元愛を爆発させるニュースサイト「ローカリティ!」をオープンして、地域の住民が作るニュースネットワークを構築しています。
こうしたローカル・地域に対する両社の考え方や取り組みが一致し、両社は業務提携契約を締結。「その土地を“ふるさと”と想う人をつくる〜ローカル魅力発掘発信プロジェクト」を2020年8月から開始しました。