合同会社イーストタイムズは、株式会社ゼンリンが佐世保・西九州エリアで展開するまち歩き観光サービス「STLOCAL(ストローカル)」と連携し、地域レポーターがその土地の魅力を発掘・発信するローカル情報プラットフォーム「ローカリティ!」の手法を用いて、住民しか知らないその土地のディープな魅力をゼンリンのSaaSアプリ「STLOCAL」に掲載することで、新しい観光体験を提供します。
弊社は2022年8月に、佐世保観光コンベンション協会が認定する「『海風の国』観光マイスター」に向けて「海風の国 魅力発掘・発信ワークショップ」を開催しました。住民が推す「地元の好きなところ」を、地域外の人の共感を呼ぶ記事に仕上げるスキルを伝授。完成した記事は10月5日リリースされた「STLOCAL」と「ローカリティ!」に掲載され、サービス利用者は、地元の人しか知らない魅力に触れ、通常の観光よりもディープな体験ができるようになります。
今後も、地域住民の有志が「ローカリティ!」のレポーターとして活躍することで、その土地の魅力を継続的に発掘・発信する枠組みを地域とともに運用し、新しくかつ深みのある地域振興サービスを提供していきます。
■地域住民しか知らない魅力が満載のアプリで、ディープなまち歩き観光体験が実現
合同会社イーストタイムズは、株式会社ゼンリンが新たに佐世保・西九州エリアで展開する観光情報Webサイトとスマートフォンアプリ「STLOCAL(ストローカル)」と、自社で運営する地元住民しか知らないディープな魅力と出会えるローカル情報プラットフォーム「ローカリティ!」を連携させ、住民しか知らないその土地のディープな魅力の観光体験を提供しています。
ローカル情報発信の専門家である弊社は、今年8月、佐世保観光コンベンション協会が認定する「『海風の国』観光マイスター」の有志の方々に向けて、ネットニュースの手法を用いたローカルの魅力の発掘・発信方法をワークショップ形式で伝授。そこから掘り出された、ネットや観光雑誌には載っていないような地域の魅力を、弊社「ローカリティ!」の編集部が編集・校閲し、ゼンリン社が10月5日にリリースした「STLOCAL」の佐世保・西九州エリア版に提供しました。これにより、「STLOCAL」のユーザーは、その土地の住人と同じ目線でその土地の魅力に触れながらまち歩き観光ができ、通常の観光とは一味違った体験を得られるようになります。
■観光サービスの差別化と地域の情報発信力強化の両立を図る
ゼンリン社は2021年12月より、長崎市を皮切りに、観光型MaaSの実証実験を「STLOCAL」というサービスを通じて行ってきました。今回、佐世保・西九州エリアにサービスを拡大するにあたり、「STLOCAL」に込められた「地元の⼈とともに『その場所ならでは』をあなたに届けたい」という思いを形にするべく、佐世保観光コンベンション協会と連携。通常の観光雑誌等には載っていない独自のコンテンツを掲載することで、他社の観光アプリとの差別化を図ります。
佐世保観光コンベンション協会は、2012年度より、地域の観光に関する豊かな知識とおもてなしの心を持って観光客を案内できる者を「『海風の国』観光マイスター」として認定する制度を実施してきました。地元愛溢れる地域住民や事業者から毎年たくさんのマイスターが誕生していくかたわら、マイスターたちの情報発信力強化や、点ではなく面で行う地域振興の方法を模索していました。
弊社は、両者の抱えるそれぞれの課題感に対し、これまで約60自治体、2,000人を超える地域住民とともに取り組んできた、ローカルならではの情報発信についてレクチャーするワークショップのカリキュラムと、約200人の地域レポーターを抱えるローカルメディア「ローカリティ!」地域版の情報発信の仕組みを提供。地元住民しか知らないその土地の魅力が継続的に発掘・発信される枠組みを、佐世保・小値賀エリアに導入し、観光型MaaSにその情報をつなげることで、観光客に新しい旅の体験を提供するフローを提案しました。
■情報発信の手法をマイスターに伝授、地域の魅力が継続的に発信される仕組みを導入
両者とともに、弊社は、佐世保観光コンベンション協会が認定する「『海風の国』観光マイスター」の有志31名に向けて、2022年8月6日(土)と26日(金)の2日間にわたり、弊社メディア「ローカリティ!」の地域レポーター育成スクール事業の一環として、「海風の国 魅力発掘・発信ワークショップ」を開催しました。ローカル情報発信の専門家である代表の中野宏一が講師となり、ローカルにおける魅力の見つけ方やその発信方法についてレクチャーし、参加したマイスターの方々は、自らが推す「地元の好きなところ」を、地域外の方にも伝わるレポートとして仕上げました。
(マイスターの方々から提出されたレポートの一例)
提出されたレポートは、弊社メディア「ローカリティ!」の編集部が丁寧に編集・校閲を実施。第三者の目を通して信頼できる情報に磨き上げることで、単なる個人の発信とは異なる「魅力発掘発信レポート」として完成させました。これらの記事は、10月5日(水)にリリースされた「STLOCAL」佐世保・西九州エリア版、ならびに「ローカリティ!」に掲載されています。
■地元住民しか知らない魅力が満載、まち歩きが楽しくなるアプリが完成
10月5日にリリースされた「STLOCAL」佐世保・西九州エリア版では、今回の取り組みで発掘されたまちの魅力がエリアガイドに掲載されています。地域住民ならではの目線で「わたしは地元のここが好き!」という気持ちをふんだんに込めたレポートは、読んでいるだけで今まさにその場所にいるような臨場感があります。
(スマートフォンアプリ版「STLOCAL」より)
(Webサイト版「STLOCAL」より)
また、アプリ版では、気になったスポットを追加していくことで、自分だけのまち歩き観光マップをアレンジメントすることもできます。記事を読んで「行ってみたい」「見てみたい」「食べてみたい」と感じた気持ちを、そのまま実際まち歩きに活かせるシステムが搭載されており、まるで地元住民になったかのような気軽さで、その土地のディープな魅力に触れることができます。
(スマートフォンアプリ版「STLOCAL」より)
同時に、弊社メディア「ローカリティ!」にも記事を公開し、佐世保の魅力をローカルニュースとしてもっと広い関心層に向けて発信しています。今回の取り組みに参画したマイスターの一部の有志は、全国の地元を愛する仲間とともに、今後「ローカリティ!」でも活躍していきます。
■地域の魅力の継続的な発掘・発信を経てファンを増やし、観光促進や交流人口拡大へ
弊社は、ワークショップを受講した有志のマイスターに、「ローカリティ!」の地域レポーターの称号も付与。今後、彼らとともに、地域密着メディアとして佐世保・小値賀版の「ローカリティ!」を作っていきます。これにより、これまで個人としてしか発信できていなかったその土地の魅力が、「ローカリティ!」を通じて全国に向けて継続的に発信されるようになります。
ゼンリンの観光型MaaSの実証実験において提供している観光情報Webサイト、及びスマートフォンアプリのサービスです。“旅するあなたに、そのまちでのとっておきの過ごし方をご提案する”をコンセプトに、観光情報Webサイトでは王道観光ルートから再訪したくなる路地裏などの観光情報を発信しています。また、スマートフォンアプリでは、旅の計画から公共交通・観光施設・体験アクティビティの電子チケットの購入までが可能です。
【関連リンク】観光情報Webサイト「STLOCAL」:https://stlocal.net/
■株式会社ゼンリン
株式会社ゼンリン(本社:福岡県北九州市、代表取締役社長:髙山善司)
■佐世保観光コンベンション協会
公益財団法人佐世保観光コンベンション協会(理事長:飯田満治)
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